はじめに
『メタルサーガ ~鋼の季節~』は、2006年にニンテンドーDS向けにリリースされた、
伝説のシリーズ《メタルマックス》の精神を継承しつつ、
「メタルサーガ」の名で新たに展開された異端の戦車RPGです。
シリーズの生みの親である宮岡寛氏がゲームデザインを担当し、
開発はクレアテック、販売はSuccessにより制作されました。
本作ではシリーズおなじみの「戦車で戦うハンター」要素を継承し、
DSならではのフルタッチ操作によるUIや、複数キャラが一台の戦車に乗って戦える仕様を導入。
耐久度制の戦車パーツや、料理人・ハッカーなど独自の職業と特技システムも話題を呼びました。
物語の軸となるのは、伝説のハンター「レバンナ」が破壊したはずのノアが、
自己保存のプログラム「ノア・シード」として再び復活を狙っているという設定。
主人公はその後継者として「ノアの復活」を阻止するため、
戦車と仲間と共に荒廃した世界を旅することになります。
シリーズファンには賛否両論ある異色作ですが、
その挑戦的な作りと壮大なテーマは今なお根強い話題を呼び続けています。
ゲームの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | メタルサーガ 〜鋼の季節〜 |
| 発売日 | 2006年5月25日 |
| 対応機種 | ニンテンドーDS |
| ジャンル | 戦車RPG(ロールプレイングゲーム) |
| 開発元 | クレアテック(ゲームデザイン:宮岡寛) |
| 販売元 | サクセス |
| リメイク情報 | リメイク版は存在せず、オリジナルのみ |
ゲームシステムと特徴
🚜 複数キャラが1台の戦車に乗り込む「相乗り」システム
シリーズ伝統の戦車バトルを踏襲しつつ、本作では複数キャラが1台の戦車に搭乗可能。
装甲タイルシステムは撤廃され、パーツ毎に耐久度が設定された。
💥 フルタッチ操作によるDSならではのUI
マップ移動やバトル、アイテム使用など、すべての操作がタッチペン対応。
当時としては革新的なインターフェースだったが、操作性にはややクセもあった。
逆に言えばボタン操作が出来ない。
🍳 仲間と特技による個性の育成
仲間キャラクターは「料理人」「ソルジャー」「ハッカー」など多岐にわたる。
職業ごとに異なる特技を覚えることで、バトル中や探索時に活躍の場が広がる。
レベルアップにより習得する特技は、回数制限がある為使いどころに注意。
🦾 武装や車体の損傷を耐久度で表現
戦車には「装甲タイル」がなくなった変わりに「耐久度」の概念があり、敵の攻撃でパーツが破損することも。
修理にはメカニックが必要で、戦闘後の整備も重要な戦略要素となる。
壊れたまま突っ込むと命取り。整備もまた戦いのうちという設計が光る。
🌎 時代背景
世界はかつての大戦により荒廃し、文明は崩壊。
わずかに残った人類は、各地の拠点で細々と暮らしながら、モンスターや無法者と戦っています。
戦車は重要な兵器として扱われ、ハンターと呼ばれる者たちが戦場を駆け巡る。
攻略・プレイのコツ
🛠 シャシーのタイプ変更の改造は慎重に
今回新しく登場した、シャシーのタイプ変更は、一度改造してしまうと元に戻すことが出来ません。
後悔の無いように必ず事前にセーブをしましょう。
特に、最終段階までタイプを改造すれば強くなるというわけではないので、良く吟味して選んでいきましょう。
📡 ハッカーのスキルは道中攻略に必須
職業「ハッカー」は、電子ロック解除や敵のステータススキャンなどで活躍。
地上絵の沼やオーバーロード内部ではハッカーがいないと先に進めない場面もあります。
ちゃんと育成しておくのがおすすめ。
🍳 セーブはこまめに!
今作にはたくさんのバグが存在します。
中には有益なバグもありますが、多くは「リセットするしかない」状況に陥ります。
面倒でも細かくセーブしておくことをオススメします。
💣 情報収集をきちんと行う
今作は今までの作品とは違い、「いきなり遠くに行く」という行為ができません。
ストーリーを進めるためには、住民などから目的地の情報を聞く必要があります。
それはただ話を聞くだけで良い場合もあれば、条件がある場合もあります。
「先に進めない」という状況になったら、色々な人に話しかけてみましょう。
登場キャラの紹介
👤 主人公
本作の主人公。ノアの脅威から世界を守ったハンター「レバンナ」の息子。
職業はハンターで銃器や戦車などを使える。
姉のカレンやクリフと共に暮らしていたが、クリフの死がきっかけで旅立つことになる。
🔧 メグ
巨大な工具を持つ少女で職業はメカニック。
メカニック組織「鉄の穴」のリーダーの娘だがあまりにもドジなため見放されてしまった。
元々家出をしたかったらしく組織を出たが、あとで心細くなり帰りたくても帰れなくなったという。
👩 マリオン
フラミンゴ・ヴィルで踊り子をしたこともあるソルジャー。
サブワイがアリの襲撃を受けた際に仲間になる。一部の戦車装備を生身で装備できる特技を覚える。
💻 サージ
かつてノアにアクセスした伝説のハッカー「カイエ」の孫で職業はハッカー。トロの「倉庫街」に住む。
祖父の使っていたバトルパソコンで敵の特技を盗んで使うことができる。
終盤では主人公たちが電子世界に行くため彼の力が必要となる。
🧬 ジェシィ
「疾風のジェシィ」の異名を持つハンター。
彼がノアシードを持ち込んだことが物語の発端になる。
主人公の師匠となり共に旅するが、戦闘中は一切操作できない。
🍳 レオーニ
少々血の気が多い料理人。「イー兄弟」と言う三人組と手を組んでいたが、
金だけを求め人情味の薄れていく彼らに失望して海鳴洞で主人公の仲間になる。
ソルジャー程ではないが生身での戦闘力が高く、包丁など調理用具を駆使して戦う。
特技の料理で、「レシピ」と特定の「食材」によってアイテムを生み出す。
ストーリーとあらすじ
🕳 荒廃した未来と大破壊の記憶
伝説のスーパーコンピュータ「ノア」が人類に牙を剥いた大破壊後の世界。
ジェシィはレバンナを探していたが彼はもういない。縁のあるキキに手を引かれクリフと出会う。
彼に見せたのは「ノア・シード」。ノア意識覚醒プログラムで自己保存をしたノアのなれの果てだった。
👤 仲間との出会いと別れ
養父であるクリフの死を乗り越え、主人公はジェシィと共に荒野へと旅立つ。
途中、犬のテリトリーで捕まってしまうがポチに助けられる。
イングリッドを追う道中でデアボラと揉め、ジェシィは離脱。
主人公は一人になるが、マダムザザの援助もあってトロの待ちへ到着する。
🛣 レオーニ、マリオン、メグ
船長を元気づける為に海鳴コンブを探している道中でレオーニが仲間になる。
そして船長も元気を取り戻す。
次の町、フラミンゴ・ウィルでマリオンも仲間にし、ロケット墓場でメグも加入。
バーナータイガーを撃破し、
サブワイの仇、1000-イヴを決着を付ける事にするが、そこでジェシィと再会する。
🎯 ジェシィとイングリット、そしてサージ
負傷したジェシィの隣にいたのは探し求めたイングリット。
ノアにハッキングしたハッカーの話しを聞ける。
途中、セルゲイとミレイの仇U-シャークを撃破し、伝説のハッカーの孫、サージが仲間になる。
物語の展開と結末
🚨 ノアシードの解析
サージはカイエがノアにハッキングした情報をもとに、手がかりが地上絵の沼にある事を知る。
しかしそこではパワード・アープという賞金首が待ち受ける。
イングリットが囮になり逃げる一同。
そしてついた先はクレーター岬。
逃げ場がなくなったところでサージがハッキングして九死に一生を得る。
⚔ オーロラ渓谷~マリリン
地上絵の沼に向かう為、無敵産業を越え、オーロラ渓谷に到達。
ここは地上絵の沼への抜け道がある。
ついに目標のポイントに到着する一行。
そこにはノアシードを破壊する武器の設計図があった。
エバ博士の助力を得て、作成にはグラビタイトという物質が必要となる事が判明する。
殺人サイボーグとして賞金首になっているマリリンを撃破し、グラビトンレーダーを入手する。
🌐 ノアシード破壊砲~楽園の小島
レーダーを片手に、各地を巡ってグラビタイトを集めた一行。
ついにノアシード破壊砲が完成する。
破壊対象はオーバーロードの中にある事が判明し、イカダに乗って出発する。
しかしあえなくオーバーロードにやられてしまう。
目を覚ますとそこは楽園の小島。
そこにいた人物、コーリーは記憶をなくしたイングリットだった。
主人公はそこでノアシードを託される。
🌅 オーバーロード内部から決着へ
前回、生身で挑んだ時とは違い今回は戦車。
オーバーロードを戦力で引きずり下ろし、内部へ侵入する。
内部コアでノアシードをセットすると、ベビーノアが生まれてしまい戦闘に。
今までの全てをぶつけ、世界滅亡の危険を排除した主人公はジェシィとカレンの出迎えのもと、
ガレージにクルマを停めた。
感想・評価
🌟 高く評価されたポイント
・シリーズらしい「戦車と荒野」の世界観が、DSという新機種で再現された点が評価された。
・1台の戦車に複数人が乗り込む「相乗り」システムや、個性的な職業の数々が好評。
・キャラクターの設定や台詞に独特のユーモアと哀愁が込められており、ファンには刺さる演出が多い。
🤔 一部で指摘された課題点
・タッチペン操作の反応が鈍く、戦闘やメニュー操作のテンポが悪くなりやすい。
・テンポ感やイベントの演出に乏しく、盛り上がりに欠けると感じるプレイヤーもいた。
・ダンジョンや賞金首の数がやや少なく、ボリューム面で物足りなさを感じる声も。
🗣 プレイヤーの声
「戦車整備とか、装備の組み合わせが楽しい!DSの中でも尖ってる一本」
「ストーリーは好みが分かれるけど、キャラのセリフとか細かい部分に味がある」
「操作が慣れるまで苦労したけど、じっくり遊ぶとクセになるバランス」
まとめ・今から遊ぶ人へ
戦車に乗って荒野を駆け抜ける───
そんなロマンを、手のひらサイズのDSで実現した異色作『メタルサーガ ~鋼の季節~』。
シリーズらしさと携帯機らしいコンパクトさを両立し、
独自のゲーム性と遊び心に満ちた一本となっています。
クセは強いが、それもまた本作の味として楽しめる方には、きっと記憶に残る作品になるはずです。
🎮こんな人におすすめ!
・戦車やメカに心惹かれるロマン派のRPGファン
・「メタルマックス」シリーズを遊んできた、懐かしさを感じたい人
・DSならではのタッチ操作RPGを体験してみたい方(正直、かなりの苦行ですが)
戦車のエンジン音とともに広がる、ちょっと寂しくて、それでいて頼もしい未来。
あの世界を、もう一度走ってみませんか。
筆者の思い出

DS!祝サーガシリーズ!となる予定だった本作ですが、
ボタン操作が出来ずフルタッチペンという極悪仕様でリリースされてしまいました。
内情に理由がありそうですが、
操作性さえなんとかなっていたら名作と思えるクオリティだっただけに本当に残念です。
メタルマックスらしさもありながら、より荒廃している印象を受けました。
本シリーズが大好きな筆者としては操作性の改善と内容のボリュームUPで是非リメイクして頂ければと…!
ここまでお読み頂きありがとうございました。
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