はじめに
あの頃、RPGといえば剣と魔法の世界が当たり前だった。
だが、鉄の戦車を乗り回し、
賞金首を追って荒野を駆けるという異色のスタイルが垣間見えたのが
『メタルサーガ ~砂塵の鎖~』である。
2005年のPS2で登場したその姿は、
シリーズの商標問題を乗り越えたMetal Sagaの名にふさわしい、新たな挑戦だった。
開発はサクセスが主導し、制作協力にはクレアテックが参画。
深みのあるシステムと広大な世界観は、戦車カスタマイズ、
そして砂塵にまみれた自由な冒険を存分に味わわせてくれる。
まるで、鉄と埃の舞う荒野が舞台のオープン世界RPGをPS2で実現したかのような体験だった。
わざわざ剣を振り回さずとも、ひとつひとつのパーツを組み直して、自分だけの最強戦車をつくる──
そんな世界が、当時のRPGにはなかった渋い熱さを生んでいた。
ゲームの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | メタルサーガ 〜砂塵の鎖〜 |
| 発売日 | 2005年6月9日(日本) 2006年4月25日(北米版) |
| 対応機種 | PlayStation 2 |
| ジャンル | ロールプレイングゲーム(戦車RPG) |
| 開発元 | サクセス(制作協力:クレアテック) |
| 販売元 | サクセス(日本) Atlus USA(北米) |
| CERO | A |
| リメイク情報 | リメイク・リマスターは未発売。2006年3月2日に「PlayStation 2 the Best」廉価版を発売。 |
ゲームシステムと特徴
🛠 戦車カスタマイズと重量管理
シャーシ・エンジン・Cユニット・武装を組み替えて、自分だけの戦車を作り上げる。
重量と積載量のバランスが重要で、重すぎる装備は行動順の低下や移動制限を招く。
火力と機動性の取捨選択が攻略の肝となる。
🤝 仲間の職業と特技
仲間はハンター・ソルジャー・メカニックなど職業ごとに異なる特技を持つ。
特技は「使用型」と「常駐型」があり、戦闘や探索で活用できる。
パーティ構成は自由で、戦車戦と生身戦を両立させる戦略が求められる。
💰 賞金首
シリーズ最多クラスの賞金首が登場し、一部はマップを移動し続ける特殊タイプ。
攻略順は自由だが、敗北すると再戦できない賞金首も存在する。
高額賞金とレア装備がやり込み欲を刺激する。
🔧 合成屋
フィールドや賞金首から入手した素材を4つまで組み合わせ、新たな武器やアイテムを作成できる。
素材の組み合わせ次第で強力な装備や便利アイテムが手に入る。
レシピは存在せず、試行錯誤が楽しみの一つ。
攻略・プレイのコツ
🛡 装甲タイルは常に補充
戦車の耐久は「装甲タイル」で管理され、ゼロになると車両が破損、大破する確率が上がる。
戦車が使用不能になるのは致命的なので、こまめに補充する方が経済的。
特に序盤の長距離移動前は必ずチェックしておくこと。
⚖ 重量と積載量の最適化
強力な武器を積みすぎると重量オーバーで動けなくなる。
エンジンの積載量に合わせた武装配置を心がける。
軽量化と火力のバランスが攻略難易度を大きく左右する。
🐾 犬の活用
ポチやタロウなど犬は頼れる相棒。
戦車に乗れない状況でも頼れる戦力で、火力や肉壁としても優秀。
犬の役割を明確化することで戦術の幅が広がる。
🗺 賞金首の行動パターン把握
一部の賞金首はマップを徘徊する移動型で、遭遇が運任せになりがち。
出現エリアと移動ルートを事前に把握して効率よく狩る。
再戦不可タイプは万全な準備で挑むこと。
登場キャラの紹介
👤 主人公(ハンター)
ベテランハンター「キョウジ」の息子。名前・性別はプレイヤーが設定。
戦車戦・白兵戦ともにバランスよくこなすオールラウンダー。
物語の中心として、仲間と共に荒野を駆ける。
👩 ミカ(メカニック)
主人公の幼なじみで、ピンクのツナギと眼鏡がトレードマーク。
「ボク」っ娘口調で快活な性格。修理や改造の腕は一流。
特定条件で結婚エンディングに到達可能。
👨 キリヤ(メカニック)
ミカの兄で天才メカニック。冷静だが妹を想う一面も。
賞金首「ブレークダウン」と深い因縁を持つ。
戦闘では車両修理やサポート役として活躍。
👩 シャーリィ(ソルジャー)
銃器専門の女ソルジャー。刀剣は扱えない。
傭兵団出身で、ある事件をきっかけに主人公の旅に同行。
生身戦の火力担当として優秀。
👨 ラシード(ソルジャー)
刀剣専門の男ソルジャー。銃器は使用不可。
礼儀正しいが実力派で、シャーリィとは対照的な戦闘スタイル。
イベントによって彼の加入タイミングが変化。
🤖 アルファ(人造人間)
ティアマット内部に眠っていた人造兵士。装備変更不可・固定能力。
素の能力値が高い反面、戦闘不能を繰り返すと再起不能になる。
高火力だが扱いに注意が必要な仲間。
🐕 犬型生体兵器(ポチ/タロウ/ベルナール/ラリー)
それぞれ犬種や特性が異なり、特定条件で仲間になる。
戦車に乗れないが、独自の武装やスキルを持つ。
探索や特定戦闘で役立つ頼れる相棒。
ストーリーとあらすじ
🏜 荒野で始まるハンターの道
大破壊を経た世界で、人々は荒野を生き抜くために武器と戦車を手にしていた。
主人公は母に進路を問われ、賞金稼ぎの道を選ぶ。
ジャンクヤードから広大な世界へ、自由な旅が始まる。
🧭 自由な進行と移動型賞金首
物語は一本道ではなく、賞金首討伐や探索を自分の判断で進められる。
移動し続ける賞金首や、一度しか戦えない相手も存在。
どこへ行くか、何をするかはすべてプレイヤー次第だ。
⚙ 旧世界の遺産との遭遇
旅の中で、大破壊前の遺産や危険な兵器の存在が浮かび上がる。
探索者アレックスとの出会いが、その謎を解く鍵となる。
時には父キョウジの消息に触れる場面もある。
🌅 自分だけのエンディングへ
結婚、筋肉ルート、開始直後の即エンドなど、多彩な結末が用意されている。
何を優先し、どの道を選ぶかで物語の終わり方が変化。
その自由さが、この世界の魅力を際立たせる。
【物語の展開と結末】
⚔ アレックスとの対決
旧世界の遺産を巡って、探索者アレックスと激突する局面がある。
信念を賭けた戦いは、この旅の大きな節目となる。
彼の存在が、物語の方向を大きく変えていく。
🚢 巨大賞金首ティアマット
後半、巨大戦艦型の賞金首「ティアマット」が行く手を阻む。
圧倒的な力を誇るこの存在は、突破しない限り進行不可能。
討伐すれば、その内部で新たな展開が待っている。
🌐 分岐する結末の数々
本作には複数のエンディングがあり、行動やイベント進行で分岐する。
結婚や特殊イベントによるエンド、バッドエンドも存在。
自分だけの物語を作れるのが大きな魅力だ。
🗺 世界を旅する自由そのものが物語
物語は明確な一本筋を持ちながらも、最終的にはプレイヤーの選択で形を変える。
賞金首を追うもよし、探索に没頭するもよし。
この自由さこそ、『砂塵の鎖』最大のテーマといえる。
感想・評価
🌟 高く評価されたポイント
- 自由度の高さ:メインストーリーを急がず、賞金首や探索を好きな順番で進められる。
- 個性的な仲間と多様な結末:結婚エンドや即終了ルートなど、遊び方次第で変化するエンディング。
- 戦車カスタマイズの奥深さ:重量や積載量を考えながらパーツを選び、自分好みに仕上げられる楽しみ。
🤔 一部で指摘された課題点
- 説明不足なシステム:重量や行動順の影響などが明確に説明されず、初見では戸惑う場面も。
- テンポの波:自由度の高さゆえ、進行が間延びしやすく、人によっては目的を見失いやすい。
- 賞金首の再戦不可仕様:一部の敵は敗北すると二度と戦えず、やり直しが利かない点が賛否両論。
🗣 プレイヤーの声
「一本道じゃないRPGはこうあるべき、と思わせてくれた」
「戦車の整備と装備選びが楽しすぎて、つい寄り道ばかりしてしまう」
「自由すぎて迷子になるけど、その迷いもまた冒険の一部」
「犬型兵器を連れての旅が最高に心強く、愛着も湧いた」
まとめ・今から遊ぶ人へ
『メタルサーガ 〜砂塵の鎖〜』は、
物語の核心を追うもよし、荒野を気ままに旅するもよしの自由なRPGだ。
戦車を改造し、仲間を集め、犬型兵器を連れて賞金首に挑む───
そんな骨太な遊び心が詰まっている。
🎮 こんな人におすすめ!
- 王道RPGの一本道進行に飽きた人
- カスタマイズや戦略構築に時間をかけたい人
- 荒廃した世界観やポストアポカリプスに魅力を感じる人
- ゲーム内で自分だけの物語を作りたい人
戦車のエンジン音と砂塵の匂いを感じながら進むこの旅は、きっとあなたの記憶に残る。
そして、再び荒野に立ったとき、その自由さが何よりも心地よく感じられるだろう。
筆者の思い出

メタル系譜のPS2!砂塵の鎖!
DSでのタッチペン操作が辛かった中でコントローラーでメタルサーガが出来るのは
とても良かったところです。
戦車も多い&マルチエンディング&圧倒的自由度!
アルファちゃんもとても可愛くてイベントを発生するかとても迷った記憶があります。
装甲タイルを0にして先手で殲滅していくスタイルが流行ってしまった
ロードが多い
バグがちょっと多い
などの問題点はあるものの、いきなり最後の街までいける自由度はシリーズ随一。
出るかはわかりませんが、次作が楽しみです…!
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