はじめに
ファミコン末期の1980年代後半に発売された『ファイナルファンタジーIII』は、
シリーズにおける大きな転換点となった作品です。
今では当たり前となった「ジョブチェンジシステム」の原型を確立し、
自由度の高い育成と多彩な戦術をプレイヤーに与えてくれました。
仲間4人が物語の進行に応じて選ばれし光の戦士となり、世界を救う旅に出る。
物語こそシンプルですが、広大な世界を探索し、空を飛び、大地を越え、
ついには浮遊大陸を飛び出す――そのスケールの大きさは当時のファミコン世代を驚かせました。
この記事では、そんなFF3のゲーム内容・ストーリー・システムの魅力、
そして攻略のコツまで、今改めて振り返ってみたいと思います。
初プレイの方にも、昔遊んだ方にも懐かしく、役立つ情報をお届けします。
ゲームの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | ファイナルファンタジーIII(FINAL FANTASY III) |
| 発売日 | 1990年4月27日(日本) |
| 対応ハード | ファミリーコンピュータ(FC) |
| 開発・販売 | スクウェア(現スクウェア・エニックス) |
| ジャンル | ロールプレイングゲーム(RPG) |
| プレイ人数 | 1人 |
| 対象年齢 | 全年齢 |
| リメイク作品 | ニンテンドーDS(2006年)、PSP、スマホ、Steam版など |
| 特記事項 | FC版は日本のみで展開。世界展開はリメイク版以降 |
ゲームシステムと特徴
🧭 自由度の高いジョブチェンジシステム
FF3最大の目玉が「ジョブチェンジ」。
物語が進むにつれて解放されるジョブを自由に付け替えることができ、
自分好みのパーティ編成が可能。
戦士・シーフ・赤魔道士・学者・竜騎士・忍者・賢者など、全20種以上のジョブが登場し、
戦略性と個性が際立ちます。
🛸 広大なフィールドと浮遊大陸の衝撃
序盤は「浮遊大陸」という小さな世界を旅していると思いきや、
物語中盤でその外に真の世界が広がっていることが判明。
ファミコン作品とは思えないほどのスケール感と冒険心を掻き立てる仕掛けが用意されています。
🧙♂️ 成長による戦術の変化
ジョブごとに熟練度が存在し、使い込むことでスキルや性能が上昇。
同じ「黒魔道士」でも、長く使えばより強力な魔法が打てるようになるなど、
プレイヤーの選択が成長に直結します。
🧩 多彩な乗り物とギミック
カヌー・飛空艇・潜水艇・巨大飛空艇など、多彩な移動手段が登場。
また、隠し通路やギミック満載のダンジョンも多く、
探索型RPGの原点とも言える作りになっています。
攻略・プレイのコツ
🧠 序盤は「バランス重視」のジョブで安定攻略
ゲーム開始時は戦士×2、モンク、白魔道士といった構成が安定。
攻撃力と回復力のバランスが取れており、装備や魔法の入手も容易です。
モンクは序盤から終盤まで強力なので、1人は育てておくと後半も心強い存在になります。
🌀 熟練度を意識してジョブ運用
ジョブは変更可能ですが、変更直後は熟練度が低くて弱体化します。
そのため、ボス戦の前にしっかり熟練度を上げておくのが重要です。
特に終盤の忍者・賢者は強力ですが、
育成が必要なので、ある程度ジョブ固定して運用するのも戦術のひとつ。
🗺️ 隠し要素・飛空艇での探索を楽しもう
中盤以降に登場する「ノーチラス」や「インビンシブル」といった飛空艇は、
探索の自由度を大きく広げます。
空中戦・潜水探索・フィールド突破とそれぞれ異なる用途があるので、取り逃し防止に活用しましょう。
💥 ラスダン対策はエリクサー温存と事前セーブ
ラスボスに至るまでの「クリスタルタワー+闇の世界」はセーブ不可。
長丁場で回復アイテムが尽きやすいため、事前に準備を整えること。
「フェニックスのお」や「エリクサー」は温存し、ボス戦用に活用するのがベストです。
登場人物の紹介
👦 プレイヤーキャラ(光の戦士たち)
本作では、最初は名前のない4人の村人が主人公ですが、
物語の進行で「ルーネス」「アルクゥ」「レフィア」「イングズ」として名前が明かされるケースは、
主にリメイク版での設定です。
FC版では自由に名前を設定することができ、個性は控えめでプレイヤー自身の想像に委ねられています。
👑 サラ姫
サスーン城の姫君。
呪われた王国の民を救うため、勇敢に行動する姿が印象的。
プレイヤーと一時的に同行するイベントもあり、印象に残るNPCのひとり。
🔮 デッシュ
物語中盤で出会う記憶喪失の青年。
軽妙な性格ながら、実は世界を支える重要な存在で、途中で別れが訪れるイベントも。
プレイヤーからの人気も高いキャラです。
🛡️ シド
FFシリーズおなじみの飛空艇エンジニア。
今作では序盤から登場し、飛空艇や探索の手助けをしてくれる頼れるおじさんキャラ。
初登場作品という点でも重要です。
主要な敵やボス
- ザンデ:物語の黒幕であり、古代人ノアの弟子。
永遠の命を求めて禁断の力を手に入れ、世界の均衡を破壊しようとする。
終盤で戦う主要ボスのひとりで、己の存在意義を問う悲劇的な人物でもある。 - 暗黒の雲:ザンデが引き起こした異変の果てに出現する真のラスボス。
全てを無に帰そうとする存在で、世界そのものを飲み込む脅威となる。
圧倒的な力を持ち、最終戦の象徴となる存在。 - ゴールドル:財宝を愛する独裁者で、強大な財力で町を支配。
飛空艇の封印やキーアイテムの所有など、ストーリー上重要な障害となる中ボス。
金への執着から多くの人々を苦しめる。 - ガルーダ:空中戦で戦う強敵で、雷属性の全体攻撃を放つ。
竜騎士で挑むのが定石とされ、戦術面で印象深いボスの一体。
初見では全滅するプレイヤーも多い難敵。
主要な町や地域
- ウル:物語の出発点である村。
4人の主人公たちが暮らしていた場所で、クリスタルの啓示により冒険が始まる。
のどかで平和な村だが、物語序盤の重要な拠点。 - カズス:ミスリル鉱山で知られる町。
町民が呪いで幽霊化しており、初期のストーリーで解決すべき課題がある。
アイテムや装備が豊富で、冒険準備に適している。 - カナーン:飛竜を信仰する町で、シドの拠点の一つ。
飛空艇に関する重要イベントが展開される。シドの妻とのエピソードも感動的。 - ドワーフの洞窟:ドワーフ族が暮らす場所で、火のクリスタルに関するイベントが発生する重要な拠点。
盗まれた角の奪還イベントが展開される。
主要なアイテムや装備
- アルテマウェポン:伝説の鍛冶屋が「オリハルコン」を使って作り上げた究極の武器。
モグネットイベントでサラのペンダント関連のイベントを要領よく進めると、クリスタルタワーへ行く前に入手することが可能。 - エクスカリバー:エウレカでジェネラルを倒すと入手できる武器。全能力値+5のボーナスも。
- ラグナロク:エウレカでガーディアンを倒すと入手できる武器。
「エクスカリバー」よりも高い攻撃力があり、全能力値+5のボーナスは同じ。 - スターグローブ:すっぴんのマスターアイテム。
高い防御力+まもりのゆびわと同じ魔法防御、さらに全能力値+15という特大ボーナス。 - オニオンシリーズ:いわずと知れたオニオン装備。
FF3ではたまねぎ剣士の専用装備が最強の性能となります。
それぞれ入手方法はレアドロップのみですが、頑張る価値は多いにあります!
主要なスキルや魔法、呪文
- ケアル系(ケアル〜ケアルガ):HPを回復する白魔法。
段階ごとに回復量が増え、ボス戦ではケアルガが重宝される。
複数人回復にも対応しており、全体回復の要。 - ファイア系(ファイア〜ファイガ):火属性の攻撃魔法。
敵の弱点を突く戦術において基本となる黒魔法。
使用頻度が高く、序盤から終盤まで活躍。 - ブリザド系(ブリザド〜ブリザガ):氷属性の攻撃魔法。
主に火を使う敵に有効。
威力が高く、多くの敵に対応できる汎用性も魅力。 - サンダー系(サンダー〜サンダガ):雷属性の魔法。
空中の敵や機械系に有効な場面が多い。
攻撃範囲や演出の派手さも特徴。
私は一番好きです!
ストーリーとあらすじ
🌪️ 風のクリスタルとの出会い
ウルの村で育った4人の孤児たちが、洞窟で目覚めかけた「風のクリスタル」に出会う。
クリスタルの光に導かれ、自らが光の戦士に選ばれたことを知る。
そこで冒険の幕が静かに開かれ、世界の命運が一変します。
🌄 浮遊大陸から広がる世界
彼らは浮遊大陸の存在を知り、飛空艇で未踏の地へ旅立つ。
水の巫女エリアとの出会いや、大地を浮上させる試練を経験する。
クリスタルを手にするたびに、使命はより大きなものへと広がっていきます。
🧙 古代の魔道師ノアの弟子たち
旅の途中、魔道師ドーガとウネ、そして物語の鍵を握るザンデに遭遇。
ザンデはノアから与えられた使命に拗ね、闇の力を復活させて世界を震わせる。
彼らは闇の根源を探す壮大な旅へと進んでいきます。
☁ 暗闇の雲との遭遇
クリスタルを集め、ザンデを倒した直後、「暗闇の雲」が世界を覆い尽くす。
4人は絶望の中で倒れるが、ドーガやウネ、仲間たちの魂によって蘇る。
そこから光の戦士として終局に向けて立ち上がります。
物語の展開と結末
⚔️ 闇の世界へ、最終決戦へ
光の戦士たちは、暗闇の雲が支配する「闇の世界」へと足を踏み入れる。
ダーククリスタルに封印されていた闇の戦士たちと共闘し、くらやみの雲を打ち破る。
✨ クリスタルの再生
闇が砕かれた後、クリスタルの光が再び世界を包み込む。
大地に戻る希望の光とともに、かつての均衡が蘇っていく。
平和を取り戻すその瞬間、世界は新たな幕開けを迎えます。
🏠 故郷ウルへの帰還
4人の戦士は、自分たちの育ったウルの村に戻ってくる。
かつて光を授けた風のクリスタルが再び輝く様を見届ける。
旅立ちの地に戻り、物語は静かに幕を下ろします。
🌟 永遠に語り継がれる伝説
彼らの冒険は伝説となり、後世に語り継がれる。
光と闇、そして成長と絆というテーマは決して色褪せない。
古き名作は、今もなお心に響き続ける物語として輝きます。
感想・評価
🌟 高く評価されたポイント
ジョブチェンジの自由度と戦略性
→ 戦士から魔道士、そして最強職の忍者や賢者へと進化していくジョブシステムは、
当時のRPGでは革新的。
熟練度の概念も加わり、プレイヤーごとの育成スタイルが色濃く表れる設計に。
中盤で世界が広がる浮遊大陸の演出
→ ゲームの舞台が一気に広がる中盤の展開は、
当時のプレイヤーに強烈なインパクトを与えた名シーン。
まるで新しいゲームが始まったかのような感覚にワクワクが止まらない。
FCとは思えないラストダンジョンの緊張感
→ クリスタルタワー~闇の世界の長大ダンジョン、ノーセーブで挑むラスボス戦。
高難度ながらも「冒険のクライマックス」として心に刻まれる構成。
🤔 一部で指摘された課題点
ジョブ熟練度の成長バランスが極端
→ 一部のジョブは序盤・中盤で使いにくく、熟練度を上げる作業が煩雑になることも。
ジョブごとの使いどころを誤ると、攻略が一気に厳しくなる。
ラスダンのセーブ不可に苦戦したプレイヤーも
→ 緊張感の演出と引き換えに、再挑戦の労力が高く、何度もやり直しになることから「やりすぎ」という声も。特に現代の快適さに慣れたプレイヤーには厳しいポイントかもしれない。
🗣 プレイヤーの声(一部抜粋)
「ノーチラスで海底を探索する感覚、今でも忘れられない」
「エリクサーを使うタイミングがラスボスの緊張感を倍増させた」
「何度全滅しても、闇の世界に挑み続けた思い出が宝物」
「ジョブ育成にハマって、最強の忍者と賢者を作るのが楽しかった!」
まとめ・今から遊ぶ人へ
『ファイナルファンタジーIII』は、古き良きRPGの魅力をこれでもかと詰め込んだ名作です。
ジョブチェンジの戦略性、世界の広がり、FC末期とは思えない完成度と、
今でも色褪せない要素が多数詰まっています。
リメイク版(DS、スマホ、Steamなど)も存在し、より遊びやすくなっていますが、
ファミコン版の硬派なバランスと演出の妙は、ぜひオリジナルで体験してほしい部分です。
🎮 こんな人におすすめ!
・RPGの育成・編成をじっくり楽しみたい人
・手応えあるダンジョン攻略に燃える人
・クラシックFFの原点を味わいたい人
・物語よりもシステム重視派のプレイヤー
FFシリーズの中でも硬派で冒険心に満ちた一作。
あなたも再び、光の戦士として旅立ってみませんか?
筆者の思い出

FF3と言えば、クリスタルタワーですね。
小ボス・中ボスがぞろぞろ出てきますし、アイテムの守護モンスターもいますし…
何よりセーブポイントが遠いので、全滅したら費やした時間が全てパーになるという緊張感が高い中で、クリア出来た時の喜びは今でも覚えています。
バトル2のBGMがとても好きで、今でも作業中に聞いてテンション上げたりしています。
リメイク版音源もいいですが、FC音源も魅力的ですよね!
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
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