はじめに
『イースII(Ancient Ys Vanished The Final Chapter)』は、
1988年4月22日(PC-8801版)に日本ファルコムから発売されたアクションRPGの続編です。
本作は前作『イースI』の物語の直後から始まり、
主人公アドル・クリスティンが新たな冒険の舞台である天空に浮かぶ古代都市イースへと導かれる運命を描いています。
前作と同じ敵にぶつかって攻撃する戦闘方式を継承しつつ、魔法が導入されるなどシステム面も進化しています。
物語は単なる続編ではなく、古代王国や世界の真実に迫る大きな謎が中心となり、
アドルが知識と力を磨きながら世界を救うための戦いへと進んでいきます。
ゲームの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | イースII(Ys II: Ancient Ys Vanished – The Final Chapter) |
| 発売日 | 1988年4月22日 |
| 対応機種(初出) | PC-8801 |
| ジャンル | アクションRPG |
| 開発元 | 日本ファルコム |
| 販売元 | 日本ファルコム |
| シナリオ | 宮崎友紀 |
| 音楽 | 石川三恵子 |
| プレイ人数 | 1人 |
| 物語の位置付け | 『イースI』の直後から始まる続編 |
| 舞台 | 天空に浮かぶ古代王国イース |
| 移植・リメイク情報 | PC-9801、X68000、MSX2、コンシューマー機など多数。後年に『イースI&II』としてリメイク展開 |
ゲームシステムと特徴 ⚔️
🧭 体当たり戦闘を継承したアクション設計
本作でも前作同様、剣を振る操作は存在しません。
敵の側面や背後に体当たりすることで攻撃が成立します。
『イースI』で確立された直感的な戦闘方式を、そのまま引き継いでいます。
🔮 魔法システムの本格導入
『イースII』最大の進化点が、魔法システムの追加です。
炎や時間停止など、探索や戦闘に直接影響する魔法が登場します。
これにより、単純な体当たりだけでなく、状況判断が求められる場面が増えました。
⚔️ レベル・装備による成長の明確化
キャラクターの強化は、レベルアップと装備更新が中心です。
数値の伸びが分かりやすく、強くなった実感を得やすい構造になっています。
魔法の習得と組み合わせることで、攻略の幅が広がります。
🗺️ ダンジョン重視の探索構成
舞台が天空のイースへ移ったことで、ダンジョン探索の比重が高まっています。
ワープや仕掛けを使った構成が多く、前作より立体的なマップ設計です。
探索と成長を繰り返す、王道アクションRPGの流れがより明確になっています。
🎼 音楽と神話的世界観の強化
前作以上に、音楽が神秘的な雰囲気を強調しています。
古代王国イースという舞台設定と旋律が強く結びつき、
物語の「終章」にふさわしい重厚さを生み出しています。
攻略・プレイのコツ ⚔️
🔥 ボス戦は魔法前提で準備する
『イースII』は前作の体当たりを踏襲しつつ、魔法の使用が加わり、ボス戦は基本的に魔法で行う設計です。
MPが不足すると戦術が成立しにくいので、回復手段の確保と温存を意識すると安定します。
「体当たりだけで何とかする」発想を捨てるのが、まず最初のコツです。
🧭 レベルは上げやすいが、低レベル進行は厳しい
本作もレベル制限の考え方があり、低レベルに対する制限は相変わらず厳しいとされています。
ただし前作より上限や上げ方が調整され、レベルを上げる力押しは前作より容易という位置付けです。
苦戦したら、先に一段階強くしてから戻るのが素直な解決になります。
🩹 回復は「止まってHP回復」+アイテム、MPは自然回復しない
HPは前作同様、特定マップで立ち止まると徐々に回復します。
一方でMPは自然回復せず、回復場所かアイテムでしか回復できない点が重要です。
連戦でMPを空にすると詰みやすいので、引くタイミングを早めに決めるのが安全です。
💾 セーブはいつでもを活かして事故を減らす
『イースII』は前作同様、ボス戦中以外ならフィールド/ダンジョンを問わずどこでもセーブ可能です。
ワープや分岐が多い探索で迷ったときほど、区切りで保存しておくと心が折れにくいです。
「進む前に一回」が、この時代の冒険では最強の保険になります。
登場キャラの紹介(完全修正版) 🎭
※各キャラ【絵文字付き小見出し+3行構成】で記述(公式・Wiki整合)
🗡️ アドル・クリスティン
燃えるような赤毛の若き冒険家で、前作で「イースの本」六冊を集めた少年です。
その直後、イースの書に導かれて上空に浮かぶ大陸天空のイースへ飛ばされます。
本作では体当たりに加えて魔法を扱い、古代王国の真実へ踏み込んでいきます。
🌸 リリア
イースの地へ飛ばされていたアドルを助けた、ランスの村に住んでいる少女。
15歳。
本作のヒロインで、ストーリーに深く関わっている存在となる。
🧺 タルフ
溶岩の村の少年。父親を脅すために魔物に監禁される。
🩺 ゴート
ラミアの村でサルモンの神殿に続く扉を守っている青年。
🌾 マリア
ラミアの村で母親と共に暮らしていたが、魔物の人間狩りで生贄に選ばれてしまう。
🐺 キース
元は人間だが魔物によって妹を殺され、挙句自分も魔物の姿にされてしまう。
ストーリーとあらすじ 📜
🌤️ 天空に導かれた冒険の続き
イースの書を集め終えた直後、アドルは突如として天空へと転送されます。
そこは地上から切り離された「天空のイース」と呼ばれる未知の大地でした。
前作の冒険は終わっておらず、むしろ真実に近づくための入口に過ぎなかったことが示されます。
🏘️ ムーンドリアの村と人々
落下した先でアドルはムーンドリアの村に辿り着き、人々と出会います。
彼らは魔物の脅威に怯えながらも、かつてのイースの栄光を語り継いでいました。
この村での出会いが、物語を「古代の神話」から「人の生活」へと引き戻します。
🌸 リリアの病と失われた日常
アドルが救われた少女リリアは、重い病を抱えていることが明らかになります。
彼女を救うためには、行方不明の医師フレアを探し出さなければなりません。
天空の冒険は、世界を救う以前に、誰か一人の命を守るための旅でもあります。
📖 古代イースの断片が繋がる
探索を進める中で、アドルは古代イースがなぜ天空へ移されたのかを知っていきます。
それは栄光からの逃避ではなく、破滅を防ぐための選択でした。
神話として語られていた歴史が、現実の重みを持って迫ってきます。
物語の展開と結末 ⚔️
🐺 魔物に変えられた人々の真実
天空のイースでは、多くの人間が魔物の姿へと変えられていました。
彼らは完全な敵ではなく、呪いによって理性を奪われた存在です。
アドルは戦いの中で、「倒すこと」だけが解決ではない現実に直面します。
🧠 神官ファクトの末裔と歪んだ理想
物語の背後には、古代イースの血を引く者たちの因縁が存在します。
力を守るための選択は、やがて独善へと変わっていきました。
理想を守ろうとした結果、世界を歪めてしまう皮肉が描かれます。
⚔️ 最後の戦いと世界の選択
アドルは、イースを存続させるか、終わらせるかという決断に立たされます。
それは勝利や栄光ではなく、未来のための選択でした。
剣と魔法の戦いの裏で、静かに「時代を閉じる」覚悟が問われます。
🌅 空から地上へ、物語は次へ
すべてが終わり、天空のイースは役目を終えます。
アドルは再び地上へ戻り、冒険者として歩み続けることを選びます。
この旅は終章であり、同時に新たな伝説の始まりでもありました。
感想・評価 💭
🌟 高く評価されたポイント
『イースII』が高く評価されている最大の理由は、
前作で提示された世界観と物語を、明確な「完結編」として描き切った点にあります。
魔法システムの導入により、戦闘と探索の幅が大きく広がり、
アクションRPGとしての表現力も一段階引き上げられました。
また、天空のイースという舞台設定が神話性を強め、音楽と相まって独特の幻想的雰囲気を生み出しています。
「冒険の終章」をきちんと体験させる構成は、シリーズ初期作品として非常に完成度が高いものです。
🤔 一部で指摘された課題点
一方で、魔法主体の戦闘が増えたことで、
前作の体当たりアクションを好んだ人には感触が変わったと感じられることもあります。
MP管理の重要性が増し、連戦でのミスが致命的になりやすい点は、難度が高く感じられる要因です。
また、ダンジョン構造は複雑化しており、方向感覚を失いやすい場面も見受けられます。
ただし、それらは「終章としての歯ごたえ」を意図した設計とも受け取れます。
🗣 プレイヤーの声
「イースIで投げかけられた謎が、きれいに回収されていくのが気持ちいい」
「魔法が加わって、戦い方を考える楽しさが増した」
「音楽と天空の雰囲気が忘れられない」
「短いけれど、一本の物語として完成している」
「イースという世界を好きになる決定打だった」
まとめ・今から遊ぶ人へ ⭐
『イースII』は、単なる続編ではありません。
前作で芽生えた疑問や違和感に正面から向き合い、
**「イースとは何だったのか」**という問いに答えを出す作品です。
魔法の追加によってアクションは深化し、
天空のイースという舞台によって物語は神話の領域へ踏み込みます。
それでも描かれているのは、力に翻弄される人々と、終わらせる勇気の物語です。
🎮 こんな人におすすめ!
- 『イースI』を遊び、その結末が気になっている人
- シンプルながら完成度の高いアクションRPGを求めている人
- 神話的な世界観と音楽に浸りたい人
- 一本の物語として「締め」をしっかり味わいたい人
- シリーズの原点を最後まで見届けたい人
最後に。
この作品が残す余韻は、達成感よりも静かな納得感です。
冒険は終わった。しかし、物語は確かにここにあった。
『イースII』は、そんな感覚を胸に刻ませてくれる一作です。
筆者の思い出

イース続編!イースⅡ!
半キャラずらしは健在で、更に魔法が追加されてアクションに戦略も生まれました。
BGMもグラフィックも高水準で、当時のクオリティでは飛びぬけている印象です。
カメラワークも相変わらずで、出会い頭に衝突していくスタイルも継承されました。笑
理不尽な謎解きもなくなり、正統進化を感じます。
難易度は高く、レベルカンスト前提と思われるゲームバランス。
ラスボスは本当に強かったです。
気になった方は是非プレイされてみてはいかがでしょうか。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
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