『ジルオール』:選択が物語を紡ぐ、無限の可能性を秘めた冒険譚【PS1/リメイクPS2他】

目次

はじめに

1999年10月7日、コーエー(現・コーエーテクモゲームス)から発売されたPlayStation用RPG『ジルオール』は、プレイヤーの選択によって物語が大きく変化する「フリーシナリオシステム」を採用した作品です。中世ヨーロッパ風のファンタジー世界「バイアシオン大陸」を舞台に、プレイヤーは「無限のソウルを持つ者」として、自由な冒険を繰り広げます。

本作は、主人公の性別やスタート地点、行動によって、出会うキャラクターや発生するイベント、エンディングが大きく変化するのが特徴です。また、キャラクターの成長には「ソウルシステム」が導入されており、プレイヤーの育成方針によって多彩な成長が可能です。

その後、2005年にはPS2用ソフト『ジルオール インフィニット』、2009年にはPSP用ソフト『ジルオール インフィニット プラス』としてリメイク・拡張版が発売され、追加イベントやキャラクター、エンディングの増加など、さらなる進化を遂げました

本記事では、『ジルオール』の魅力やシステム、攻略のコツなどを、シリーズ未経験の方にもわかりやすく解説していきます。

ゲームの基本情報

  • タイトル:ジルオール(Zill O’ll)
  • 発売日:1999年10月7日
  • 対応機種:PlayStation
  • ジャンル:ロールプレイングゲーム(RPG)
  • 開発・販売:コーエー(現・コーエーテクモゲームス)
  • キャラクターデザイン:末弥純
  • 音楽:Fayray(イメージソング「Same night, Same face」)
  • プレイ人数:1人
  • リメイク・移植版
    • 『ジルオール インフィニット』(PS2、2005年6月23日)
    • 『ジルオール インフィニット プラス』(PSP、2009年1月22日)
    • 『トリニティ ジルオール ゼロ』(PS3、2010年11月25日)

ゲームシステムと特徴

🧭 フリーシナリオシステムの採用

『ジルオール』は、プレイヤーの選択によって物語が大きく変化する「フリーシナリオシステム」を採用しています。主人公の性別やスタート地点、行動によって、出会うキャラクターや発生するイベント、エンディングが大きく変化します。

🧠 ソウルシステムによるキャラクター育成

キャラクターの成長には「ソウルシステム」が導入されており、プレイヤーの育成方針によって多彩な成長が可能です。ソウルには様々な種類があり、どのソウルを宿すかによってレベルアップ時のパラメータ成長に大きく差が出ます。

🌍 広大なバイアシオン大陸を自由に冒険

中世ヨーロッパ風のファンタジー世界「バイアシオン大陸」を舞台に、プレイヤーは「無限のソウルを持つ者」として、自由な冒険を繰り広げます。ワールドマップ上の街やダンジョンを移動しながら、各地で発生するイベントや依頼をこなしていきます。

時間の経過と歴史的事件の発生

ゲーム内では時間が経過し、一定の条件を満たすことで「歴史的事件」が起こり、全体の物語が進行します。プレイヤーの行動次第で、異なる立場からメインストーリーに関わることができ、同じ出来事であっても視点の違いによって別のイベントとなります。

🎭 多彩なキャラクターとの関係性

登場キャラクターには好感度が設定されており、プレイヤーの選択によって関係性が変化します。特定のキャラクターとの親密度を高めることで、個別のエンディングを見ることも可能です。

攻略・プレイのコツ

🧭 スタート地点と主人公設定の選択が重要

ゲーム開始時に選択するスタート地点や主人公の性別は、物語の展開や仲間になるキャラクター、発生するイベントに大きく影響します。例えば、「王城のある大都市」で始めると、アイリーンが初期パーティメンバーとなります。また、特定のスタート地点でしか発生しないイベントやエンディングも存在するため、複数回のプレイで異なる選択を試すことをおすすめします。

⚔️ ソウルシステムを活用したキャラクター育成

本作では、キャラクターの成長に「ソウルシステム」が導入されています。ソウルには様々な種類があり、どのソウルを宿すかによってレベルアップ時のパラメータ成長に大きく差が出ます。プレイスタイルに合わせてソウルを選択し、キャラクターを育成しましょう。

🧠 親密度の管理とイベントの発生条件

登場キャラクターには親密度が設定されており、プレイヤーの行動によって変化します。親密度が高まると特定のイベントが発生したり、個別のエンディングを見ることが可能になります。ただし、キャラクターによっては親密度が上がりにくい場合もあるため、計画的な行動が求められます。

🗺️ 時間の経過と歴史的事件の発生

ゲーム内では時間が経過し、一定の条件を満たすことで「歴史的事件」が起こり、全体の物語が進行します。プレイヤーの行動次第で、異なる立場からメインストーリーに関わることができ、同じ出来事であっても視点の違いによって別のイベントとなります。

登場キャラの紹介

🧝‍♂️ ネメア・ランガスター・ディンガル

バイアシオン大陸の英雄で、魔王バロルを倒した人物。物語中盤でディンガル帝国皇帝に即位し、大陸に戦乱をもたらします。ストーリー終盤では主人公の加勢に駆け付け、共に最終決戦に挑みます。

🧙‍♀️ ケリュネイア

オルファウスの義理の娘で、ハーフエルフの弓使い。かつてはネメアと共に魔王バロルを倒した過去を持ちます。物語中盤では、ネメアの変化に戸惑いながらも、彼を止めるために主人公に協力を求めます。

🛡️ カルラ・コルキア

ディンガル帝国の青竜将軍。16歳にして将軍に抜擢された天才軍略家で、東方諸国の侵攻を命じられます。冷酷非情な一面を持ちながらも、庶民には寛容な態度を見せることもあります。

🗡️ アイリーン・エルメス

騎士を目指す少女で、ロストールで暮らしていました。「王城のある大都市」で始めると、主人公の幼馴染として初期パーティメンバーになります。物語中盤でディンガル帝国の騎士となり、カルラの副将となります。

🎯 オイフェ

妹を冒険者に殺された復讐のために冒険者狩りを行っていたダークエルフの女性。ネメアとの戦いに敗れた後、彼の親衛隊の一員となります。物語中盤で主人公と敵対しますが、ネメア失踪後に仲間にすることが可能です。

ストーリーとあらすじ

🌌 無限のソウルを持つ者の旅立ち

『ジルオール』の物語は、プレイヤーが操作する主人公が「無限のソウル」を持つ存在として、広大なバイアシオン大陸を自由に旅することから始まります。主人公の選択や行動によって、出会う仲間や発生するイベントが変化し、物語は多彩な展開を見せます。

🛡️ ディンガル帝国とロストール王国の対立

かつて魔王バロルを討ち倒した英雄ネメアは、ディンガル帝国の皇帝として即位し、世界統一を目指して各地に侵攻を開始します。一方、ロストール王国では貴族ゼネテスが中心となり、ディンガル帝国に対抗する勢力を築き上げます。プレイヤーは、どちらの勢力に加担するか、あるいは中立を保つかを選択することができます。

🌑 闇の子シャリと破壊神ウルグの復活

世界の裏では、「闇の子」シャリが暗躍し、封印された破壊神ウルグの復活を目論んでいます。シャリは、各地の巫女たちを誘拐し、古代兵器ラドラスを起動させようとします。プレイヤーは、シャリの陰謀を阻止し、世界の破滅を防ぐために奔走することになります。

物語の展開と結末(※ネタバレ注意)

⚔️ ネメアの失踪とディンガル帝国の動揺

ネメアは闇の神器を求めてゼグナ鉱山を訪れますが、暗殺者ジュサプブロスの罠により、次元の狭間へと飛ばされてしまいます。この事件により、ディンガル帝国は動揺し、ロストール王国は反攻の機会を得ます。

🌌 闇の空間とウルグの復活阻止

主人公は、闇の空間に囚われたネメアを救出するため、「闇の門の島」へ向かいます。そこで、シャリがネメアを利用して破壊神ウルグを復活させようとしていることが判明します。主人公は、オルファウスの助けを借りて、ウルグの復活を阻止します。

🏰 最終決戦とエンディングの分岐

物語の終盤、主人公はシャリを追って、かつてのバロルの居城へ向かいます。そこで、シャリとの最終決戦が繰り広げられます。シャリを倒した後、主人公は自らの出生の秘密を知ることになります。

その後、エルファスが闇の王と闇の王女を召喚し、主人公は彼らとの戦いに挑みます。エルファスを倒しても、太古の闇の巨人が復活し、主人公は最終決戦を迎えます。

エンディングは、プレイヤーの選択や行動によって多岐にわたります。特定のキャラクターとの親密度やイベントの進行状況に応じて、個別のエンディングが用意されています。

感想・評価

🌟 高く評価されたポイント

自由度の高さと分岐する物語
→ プレイヤーの行動によって展開やエンディングが変化する「フリーシナリオシステム」は、発売当時としては革新的。どんなキャラと出会うか、誰を仲間にするかすらもプレイヤー次第という自由度が、多くのRPGファンを虜にしました。

重厚な世界観とビジュアルの融合
→ 末弥純氏のキャラクターデザインやFayrayのイメージソングなど、世界観を構成する要素が丁寧に作られており、深みとリアリティを感じられるという声も多数。ダークファンタジー調の雰囲気が好きなプレイヤーには特に好評でした。

繰り返し遊ぶ価値のある構成
→ 一度のプレイでは語り尽くせないほど多くの分岐やイベントがあり、「何度も遊んで違う結末を見たくなるRPG」として高く評価されました。

🤔 一部で指摘された課題点

戦闘テンポと操作性にやや難あり
→ ターン制バトルのテンポが遅く、演出も地味という評価も。成長や戦闘そのものより「物語を体験するRPG」として見るほうが満足度は高め。

イベント発生の条件が不明瞭
→ どのタイミングで何をしておけば特定イベントが起きるのかが不明瞭なことが多く、攻略情報なしで進めると“スルーしてしまう”イベントも少なくない点がやや不親切との声も。

🗣 プレイヤーの声(一部抜粋)

「仲間が増えたり離れたりするたび、物語が“生きてる”感じがした」
「ジルオールは“遊び手の数だけ物語がある”って言葉がぴったりのRPG」
「どのキャラも背景や思いが深くて、何周しても新しい気づきがある」

まとめ・今から遊ぶ人へ

『ジルオール』は、プレイヤーの選択によって物語が大きく変化するという、自由度の高いRPGの真骨頂とも言える作品です。一本道のストーリーでは物足りない、という人にはまさに理想的な冒険体験が待っています。

リメイク版である『ジルオール インフィニット』やPSP版『インフィニット プラス』では、イベントやキャラクターも追加され、より充実した内容に進化。今から遊ぶならこれらのバージョンがおすすめです。

🎮 こんな人におすすめ!
・一本道ではないRPGを求めている人
・キャラクターとの関係性やイベント分岐を楽しみたい人
・“自由に物語を紡ぐ”体験をしたい人
・過去の名作に触れながらも、重厚な世界観を味わいたい人

あなただけの“選択”が描く物語を、ぜひバイアシオンの大地で紡いでください。

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