はじめに
『エストポリス伝記II』は、1995年2月24日にタイトーからスーパーファミコン向けに発売されたRPGです。開発はネバーランドカンパニーが担当し、前作『エストポリス伝記』の前日譚にあたる物語が描かれます。海外では『Lufia II: Rise of the Sinistrals』として知られ、シリーズの中でも特に評価の高い作品です。主人公マキシムの活躍と、四狂神との壮絶な戦いが本作の中心に据えられています。
特徴とゲームシステム
本作の特徴は、戦闘と謎解きの両方に力が入ったバランスの良いゲーム設計です。戦闘はコマンド式のターン制で、最大4人のパーティで行動します。パーティ外の「IPゲージ」を消費して放つ特殊技や、装備に応じて変化するスキルの多様性も特徴です。また、ダンジョンには豊富なギミックが仕掛けられており、剣でスイッチを押したり、爆弾やフックショットのような道具を使って進む謎解き要素が多数盛り込まれています。「古の洞窟」と呼ばれるランダム生成のダンジョンもやり込み要素として人気があります。
時代背景
物語は、前作『エストポリス伝記』の100年前、世界が未だ混沌に包まれていた時代を舞台にしています。四狂神(ガデス、アモン、エリス、ダイオス)が地上への侵略を開始しようとする中、マキシムは神の導きによってその脅威と対峙する運命を背負います。人類と神々の戦いの始まり、そして英雄マキシムの伝説がどのように生まれたかが、本作を通して明かされていきます。
登場人物の紹介
- マキシム:本作の主人公。生まれながらにして剣の才を持ち、世界の運命を変える宿命を背負う青年。勇敢で誠実な性格。
- セレナ:マキシムの妻となる女性戦士。冷静沈着で判断力に優れ、共に旅を続ける中で絆を深めていく。
- ガイ:マキシムの仲間。豪快な性格の斧戦士で、力強さと頼れる兄貴分的存在。
- アーティ:エルフの弓使い。感情をあまり表に出さないが、戦闘では高い能力を発揮する。
- ティア:物語の鍵を握る神の使い。マキシムに世界の真実と使命を伝える存在。
- 四狂神(ガデス、アモン、エリス、ダイオス):世界を脅かす神々。
ストーリーとあらすじ
『エストポリス伝記II』は、英雄マキシムの活躍と四狂神との戦いを描く、前作『エストポリス伝記』の100年前の物語です。ある日、突如として世界に異変が訪れ、破壊神ガデスが姿を現します。平和な村に暮らしていた青年マキシムは、神の使いティアと出会い、自らが世界の命運を握る存在であることを知ります。運命に導かれるように旅立った彼は、仲間たちと共に世界を巡りながら、四狂神がもたらす混沌を食い止める使命を担っていきます。物語は仲間たちとの出会いと絆、数々の試練、そして迫りくる運命との戦いを通して展開されます。
物語の展開と結末
冒険の中でマキシムは、セレナ、ガイ、アーティといった仲間たちと出会い、それぞれの思いを胸に四狂神の打倒を目指します。敵の一人ガデスとの初戦では力の差を見せつけられますが、再戦を経て少しずつ勝利へと近づいていきます。旅の途中、セレナとの結婚やティアの正体の判明など、個人の運命も大きく動いていきます。最終決戦では、四狂神の本拠地へ乗り込み、壮絶な戦いの末にマキシムたちは世界を破滅から救います。しかしその代償として、マキシムとセレナは命を落とすことになります。彼らの子は仲間に託され、やがて後の『エストポリス伝記』へと繋がっていきます。物語は希望と悲しみを併せ持つ結末となっており、プレイヤーに強い感動を残します。
まとめ
『エストポリス伝記II』は、スーパーファミコン時代におけるRPGの傑作として高く評価されています。戦闘と謎解きのバランスが絶妙で、感動的なストーリーと重厚な世界観がプレイヤーを魅了しました。特に、主人公マキシムとセレナの関係性や、仲間たちの信頼と絆が丁寧に描かれており、エンディングに至るまで心に残る展開が続きます。RPGに求められるドラマ、戦略性、やりこみ要素がすべて詰まった本作は、シリーズの原点でありながら完成形とも言える作品です。前作とのつながりを知ることで、より深く『エストポリス』シリーズの魅力を味わうことができます。
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