真・女神転生ifのストーリーとあらすじ|時代背景、登場人物、主要な町、敵、アイテムを徹底解説【SFC/スーファミ】

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真・女神転生ifの特徴とゲームシステム

『真・女神転生if』は1994年にスーパーファミコン向けに発売されたRPGであり、シリーズの中でも異色の作品として知られている。本作は、従来の「世界を舞台にした終末的な戦い」ではなく、「学園」という限定的な空間に焦点を当てたストーリーが展開される。

システム面では、従来の『真・女神転生』シリーズ同様に「悪魔交渉」「悪魔合体」といった要素が存在し、プレイヤーは敵対する悪魔を説得し仲間に加え、より強力な悪魔を生み出して戦う。また、本作の大きな特徴として「ガーディアンシステム」が導入されている。戦闘不能になったキャラクターは「ガーディアン」と呼ばれる守護霊の力を得て復活し、成長要素として能力やスキルに影響を与える。このシステムにより、プレイヤーは戦闘不能になることを単なる敗北ではなく、キャラクターの成長機会として活用できる。

また、本作は「パートナー選択」によってストーリーが大きく分岐する点も特徴であり、選んだパートナーごとに異なるダンジョン(魔界)が登場し、異なるエンディングを迎えることができる。


真・女神転生ifの時代背景

本作の舞台は、日本のとある学園「カドゥケウス高等学校」。ある日、問題児である「多田克己」が禁断の悪魔召喚プログラムを使用し、学園全体を異世界へと転移させてしまう。この影響で、学校は「魔界」と化し、教師や生徒たちは悪魔に襲われる絶望的な状況に陥る。

プレイヤーは、学園に残された数少ない生存者の一人として、異界に変貌した学園を探索し、元の世界に戻る方法を探すことになる。物語は、主人公の選択によって異なる魔界(ダンジョン)に分岐し、それぞれの魔界の支配者と戦うこととなる。

本作の特徴的な点は、「真・女神転生」シリーズの中で最も小規模な舞台設定であるにもかかわらず、学園が持つ閉鎖的な環境が恐怖や絶望感を強く演出している点にある。さらに、本作のテーマは「もしも…」という仮定に基づいており、シリーズ本編とは異なる視点から悪魔召喚の影響を描いている。


登場人物の紹介

主人公

プレイヤーが操作する生徒。性別を選択可能であり、選んだ性別によってパートナーも変化する。異界化した学校を探索し、生存者を探しながら元の世界へ戻る方法を模索する。

多田克己

本作の発端を引き起こした問題児。悪魔召喚プログラムを使用して学園を異世界へと変貌させ、魔界の支配者となる。物語の進行によって彼との対決が避けられない。

ゆみ

パートナーの一人であり、正義感の強い優等生。彼女を選ぶと、ロウ寄りの展開となる。

チャーリー

元不良であり、力を重視するパートナー。彼と行動を共にすると、カオス寄りの物語が展開する。

アキラ

ゲーム中の隠し要素的なパートナーであり、彼を選ぶと独自のストーリーが展開される。

レイコ

優れた知性を持つ少女であり、ニュートラル寄りの選択肢となる。


主要な登場人物、敵やボス、町、地域、アイテム

主要な魔界(ダンジョン)

  • 怠惰界:ゆみルートで訪れるダンジョン。秩序を求めるがゆえに停滞した世界。
  • 暴虐界:チャーリールートで訪れる、力こそが支配する世界。
  • 傲慢界:レイコルートで登場する知識と支配が交錯する世界。
  • 修羅界:アキラルートで展開される、主人公が新たな力を得るための試練の場。

主要なボス

  • 多田克己:学園を魔界へと変えた張本人。最終決戦の相手。
  • 魔界の四大王:それぞれの魔界を支配する強力な敵。選んだルートによって異なるボスと戦うことになる。
  • ベルゼブブ:最も強力な悪魔の一体であり、特定のルートで登場。

主要アイテム

  • ガーディアンの紋章:キャラクターの成長に関わる重要アイテム。
  • 悪魔召喚プログラム:悪魔を仲間にするために必要なツール。
  • 魔界の鍵:特定のルートを進むために必要なアイテム。

ストーリーとあらすじ

日本のとある学園「カドゥケウス高等学校」で、問題児の多田克己が悪魔召喚プログラムを使用し、学校全体を魔界へと転移させてしまう。突如として異世界と化した学園は、恐るべき悪魔たちが徘徊する危険な空間へと変貌し、生徒や教師たちは混乱の渦に巻き込まれる。プレイヤーは、学園に取り残された生徒の一人として、異変の原因を突き止め、元の世界へ戻る方法を探すこととなる。

プレイヤーはゲーム開始時に4人のクラスメイト(ゆみ、チャーリー、レイコ、アキラ)の中からパートナーを選択する。選んだパートナーによって物語が大きく分岐し、それぞれの「魔界」が異なる形で展開する。魔界の支配者たちは、プレイヤーに試練を与え、脱出の鍵を握る重要な存在となる。プレイヤーは、悪魔と戦いながら学園内の異変を解決し、多田克己の野望を阻止しなければならない。

やがて、プレイヤーは最終的な決断を迫られ、異界化した学園とその背後に潜む真実を知ることになる。彼らの選択によって、多田克己を救うか、討つか、あるいは別の道を選ぶか、結末は大きく異なる。


物語の展開と結末

本作は、選択したパートナーによって物語の展開が変化し、4つの異なる魔界(怠惰界、暴虐界、傲慢界、修羅界)を舞台に進行する。各魔界は、それぞれ異なる試練と支配者が存在し、プレイヤーは試練を乗り越えることで成長していく。

ゆみルートでは、怠惰界にて生徒たちが怠惰に溺れた世界を目の当たりにし、強制的な秩序を強いる支配者と対決する。チャーリールートでは、暴虐界にて力こそが支配する過酷な世界を探索し、戦闘の果てに真の強さとは何かを問われる。レイコルートでは、傲慢界にて知識と権力の追求が極端に進んだ世界で、人の本質について考えさせられる。アキラルートでは、修羅界にて主人公自身が魔界の新たな支配者としての道を歩む展開が待ち受ける。

最終的に、すべての試練を乗り越えたプレイヤーは、多田克己との決戦に挑む。彼を倒せば、異界化した学園は元の状態へと戻るが、プレイヤーの選択によって克己の運命も変化する。彼を許すことで、克己は悔い改める可能性があり、一方で完全に討伐すれば、彼の野望は潰えるものの、救いのない結末を迎えることもある。


結論

『真・女神転生if』は、シリーズの中でも異質な作品であり、「学園」という閉鎖的な環境でのサバイバルが描かれる独特なストーリーを持つ。本作では、プレイヤーの選択によって異なるルートが用意されており、どの魔界を探索するかによってシナリオが大きく変化する。特に、「ガーディアンシステム」による成長要素は、戦闘不能になることが単なる敗北ではなく、新たな力を得るチャンスとなる斬新なシステムとして評価された。

また、多田克己というキャラクターが象徴する「人間の内なる欲望と傲慢」は、本作のテーマの一つであり、彼の行動の是非を問う場面が多く登場する。プレイヤーは、克己の野望を阻止するだけでなく、彼に救いの手を差し伸べることもできるため、単なる勧善懲悪のストーリーとは一線を画している。

本作は後の『ペルソナ』シリーズの基礎を築いた作品とも言われ、学園を舞台にしたRPGの可能性を広げた歴史的なタイトルである。独特のシナリオ構成、選択肢によるマルチエンディング、戦略的な戦闘システムなど、多くの魅力が詰まった『真・女神転生if』は、今なおシリーズの中で異彩を放つ作品として語り継がれている。


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