はじめに
『アークザラッドII』によって世界は災厄のただ中から復興への一歩を踏み出しました──
そしてその3年後を描くのが『アークザラッドIII』です。
主人公は、新世代のハンターを夢見る少年アレク。
大災害による混乱を背景に、ギルドの「仕事」をこなしながら仲間たちと出会い、
成長と絆を紡いでいくその姿には、まるで古き良き冒険譚を再体験するかのような胸の高鳴りがあります。
特に注目すべきは、「ギルド仕事」が物語とゲーム進行の中心を担う点と、
自由度の高いアイテム合成やモンスターカードといった新たなシステム群。
そしてなにより、前作とは打って変わって明るく前向きな世界観が、シリーズに新たな息吹を吹き込んでいます。
ゲームの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | アークザラッドIII(Arc the Lad III) |
| 発売日 | 1999年10月28日 |
| 対応機種 | プレイステーション(PS1) |
| ジャンル | シミュレーションRPG(タクティカルRPG) |
| 開発元 | ARCエンタテインメント、ダイナマイト |
| 販売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE) |
| リメイク情報 | 無し |
ゲームシステムと特徴
📜 コンバート&新たなスタート
前作『アークザラッドII』のセーブデータを引き継げる「コンバート」機能を搭載。
レアアイテムが入手しやすくなる他、
ステータスを持ち越せることで前作プレイヤーは続編への没入感を深められる。
シリーズの連続性を体感しながら、新しい冒険を始められる点が魅力となっている。
🎯 ギルド仕事が物語と直結
ギルドに登録された「仕事」をこなすことで物語が進んでいく独自の構造。
依頼は全102件に及び、ただの作業ではなくサブドラマやキャラ同士の交流に直結していく。
プレイヤーの行動が世界の動きとリンクする設計が、本作の最大の特徴になっている。
⚙️ 合成・モンスターカードの新要素
武器やアイテムの「合成」、モンスターをカード化する「モンスターカード」など新システムを導入。
プレイヤーの戦略性とやり込み要素を深め、従来作にはない自由度を提供している。
「デンジャードーム」や「カジノ」なども登場し、冒険に厚みを加えている。
🌍 明るく親しみやすい世界観
『II』のシリアスな雰囲気から一転、明るさと開放感に満ちた世界観が広がる。
重厚な物語を経た後だからこそ、希望や前進を感じさせる演出が強調されている。
新規プレイヤーにも馴染みやすく、遊びやすい設計として再スタートを切った作品。
攻略・プレイのコツ
⚔️ ギルド仕事を積極的にこなす
物語はギルド仕事を進めることで展開していくため、依頼を疎かにしないことが重要になる。
資金や装備、仲間との交流要素も依頼から得られるため、冒険の基盤が整っていく。
小さな依頼の積み重ねが、物語を豊かに広げるポイントになる。
🛡️ 状態異常対策を怠らない
敵は麻痺や毒などの状態異常を多用するため、回復アイテムや対策装備を常に準備しておきたい。
仲間が行動不能に陥ると依頼失敗に直結するため、予防策が攻略の安定に繋がる。
回復役を必ず編成しておくことが長期戦を制する鍵になる。
⚙️ 合成や実験を活用する
本作ならではの合成システムや実験は、強力な装備やアイテムを生み出す手段となる。
序盤から積極的に利用することで、通常の入手では得られない戦力を確保できる。
試行錯誤を楽しみながら自分だけの最強装備を整えていくことが醍醐味となる。
🌍 モンスターカードを収集する
戦闘でモンスターをカード化し、戦力として呼び出すことができる。
カードは状況に応じて便利な支援や攻撃を行えるため、集めるほど戦略の幅が広がる。
依頼と並行して収集を進めることで、戦闘の選択肢が格段に増えていく。
登場キャラの紹介
🧭 アレク
主人公。
「大災害」の折、ハンターに助けられたことにより憧れを抱き、自らもハンターの道を歩む。
正義感が強く優しい性格の少年。
ハンターとしての志は誰よりも強く、人を助けるためならどんな小さな依頼にも積極的に取り組む。
それ故に非常識な依頼人に振り回されることも。
実は大災害以前はロマリアの首都に住んでおり、
空中城の爆発による火災で命を落としかけた所をハンターに救われ、サシャ村に送られた。
大災害以前の記憶は殆どない。
🧢 ルッツ
アレクの幼馴染。
アイテムが大好きであり、世界中のアイテムが見られるという理由でアレクに同行する。
せっかちでお調子者な性格。
彼の行動によって仲間を危険に招くことが多いが、彼の機転で物語が進むこともある。
🎴 テオ
モンスターをカード化できる「カーディスト」を目指す少年。
優秀なカーディストであった母への憧れから、物語序盤にアレクたちの協力で自らもカーディストになる。
謎の集団に連行された母を探すためにもアレクたちに同行を申し出
養親である局長からも「連れて行って欲しい」と頼まれ「一緒に旅をしたい仲間」だと返し、テオを仲間に加えた。
素直で人なつっこい性格。
年の割にはしっかり者で、ルッツとシェリルのケンカの仲裁役である。
🎯 シェリル
北スラートで最初に出会う少女。
唯一の肉親である父親を「大災害」で失ってから、荒廃したギスレムで一人で生きてきた。
それ故に心はすっかり閉ざされ、銃のみを信じて生きてきたが、アレクと出会ってから徐々に心を開いていく。
何度かアレクたちと会った後、ある依頼にてウェポン協会の代表として一時的にアレクたちと同行。
水の珠の事件を経てアレクたちを「始めての仲間」と認識し、以降も旅に加わる。
男勝り、自立心の強い性格ゆえ他人の我儘に対しては手厳しく、ルッツやヴェルハルトに対しても容赦無い。
🔮 マーシア
ルーサの魔術学院一の魔導師。
幼馴染のティクバを止めるためにアレクらと同行し、彼を利用したアカデミーを壊滅させるべく共に旅に出る。
知的で落ち着いた性格だがやや世間知らず。
⚔️ ヴェルハルト
パルテ随一の剣の技術を持つ剣豪。
強さに執着し、ストイックに力を求め続ける。
唯一の肉親であるリシャルトをアカデミーに拉致されたことで彼らに従わざるを得なくなり、ある事件を起こす。
その後、リシャルトが殺害されたことで、
自分の求める力の意義に疑問を感じ始め、仇を討つためにもアレクたちに同行する。
無口で無愛想だが、兄のことに関してだけは感情を露にする家族思いの性格。
💎 アンリエッタ
高名なロシュフォール財閥の令嬢。
良く言えば自由奔放、悪く言えば勝手気ままな性格で、いつも周囲を困らせている。
しかしそれはいつも多忙で自分に構ってくれない父親に対する寂しさの表れでもある。
ある依頼でアレクがロシュフォール家を訪れて以来、アレクに興味を抱き、
様々な依頼を出して彼を度々屋敷に呼んだり、別の依頼でアレクと関わったりする。
そのうちに彼に惹かれていくが、同時に恵まれながらも満たされない自分の境遇を疎むようになる。
ストーリーとあらすじ
🏡 ハンターを目指す少年アレク
大災害の後、世界は復興の途上にあり、少年アレクはハンターへの憧れを胸に旅立つ。
幼なじみルッツと共にギルドに登録し、小さな依頼をこなしながら一歩ずつ成長していく。
その純粋な志が、やがて大きな運命のうねりへと繋がっていった。
🎴 仲間たちとの出会い
カーディストを夢見るテオ、銃を操る少女シェリル、魔術師マーシア──個性的な仲間が加わっていく。
それぞれの願いや過去を抱えながらも、共通の目的のために力を合わせるようになる。
小さな出会いが積み重なり、旅は次第に世界規模の冒険へと広がっていく。
⚔️ 陰謀との対峙
ギルド仕事の裏に、古代の遺産「オーパーツ」を巡る帝国や科学者の陰謀が潜んでいた。
兄弟の絆を試されるヴェルハルト、権力に利用される人々の姿が次々と明らかになる。
仲間たちは真実を追い求め、混乱に立ち向かっていった。
🌍 世界の危機
オーパーツの力は暴走し、再び世界を災厄へと導こうとしていた。
それを阻止するため、アレクたちは人々の願いを背負い、最後の戦いへ挑むことになる。
少年の夢は、やがて世界を救う使命へと変わっていった。
物語の展開と結末
🌀 波動石を巡る戦い
物語は「波動石」を利用しようとする帝国や科学者たちの野望へと収束していく。
古代文明の遺産を奪い合う争いは、人類の未来を左右する危険な力を呼び覚ました。
アレクたちは、その暴走を止めるために立ち向かっていく。
🔮 仲間たちの試練
テオは「久遠の大樹」との絆を強め、マーシアは弱さを克服して強力な魔術を会得する。
ヴェルハルトは兄リシャルトとの因縁を乗り越え、真の剣士として覚醒していった。
仲間たちはそれぞれの成長を果たし、パーティは強固な絆で結ばれていく。
⚔️ 最終決戦と真実
暴走する波動石を利用しようとした科学者たちとの決戦は苛烈を極める。
力を失えば世界が再び崩壊する危機の中、アレクは仲間と共に未来を守る選択を下した。
少年の憧れだった「ハンター」という言葉は、この瞬間に真の意味を得る。
🌈 平和への道
戦いの後、波動石の脅威は退けられ、世界は復興への歩みを取り戻していく。
仲間たちはそれぞれの夢や道を胸に、新たな時代へ進む決意を固めた。
アレクの冒険は幕を閉じたが、その意志は人々の未来に生き続ける。
感想・評価
🌟 高く評価されたポイント
- ギルド仕事を中心とした依頼システムが新鮮で、サブイベントを含めた自由度が高い。
- キャラクターごとの個性が強く、アレクをはじめ新世代の物語として区切りをつけた構成が評価された。
- 武器合成やモンスターカードなどの新システムにより、戦略性とやり込み要素が豊富。
- 前作の重苦しい雰囲気を和らげた明るい世界観が、多くのプレイヤーに親しみやすかった。
🤔 一部で指摘された課題点
- 戦闘のテンポが遅く、戦略性がある一方で冗長さを感じる場面がある。
- 物語のテーマが「復興と日常」中心であるため、前作の壮大さを期待すると物足りなさを感じる人もいた。
- ギルド依頼が多すぎて単調に感じるという意見も存在した。
- シリーズの大団円というより「小さな冒険譚」として完結しており、賛否が分かれた。
🗣 プレイヤーの声
「IIの重厚さに比べると軽いが、それはそれで良い締めくくりだった」
「アレクの成長を一歩ずつ見届けるのが楽しかった」
「ギルド仕事をこなしていく日常感が意外と心地よい」
「合成やカード収集など、やり込み要素が多くて遊び尽くせない」
まとめ・今から遊ぶ人へ
『アークザラッドIII』は、災厄後の復興を背景に描かれる「新しい冒険の形」を提示した作品です。
アレクやルッツたち新世代の仲間がギルド仕事を通じて成長し、
波動石の脅威を退けていく物語は前作までの壮大な戦記を受け継ぎながらも、
日常に根ざした冒険譚としての温かさを持っています。
🎮 こんな人におすすめ!
- 派手な英雄譚よりも、等身大の少年少女の成長物語を楽しみたい人
- アイテム合成やカード収集など、やり込み要素に没頭したい人
- ギルド依頼を一つずつこなすような、作業感ある冒険スタイルを好む人
- 『II』の重厚さを経て、明るい雰囲気でシリーズを締めたい人
最後にひとこと。
『アークザラッドIII』は
壮大なシリーズの後日譚でありながら、「未来を託す世代の物語」として独自の輝きを放ちます。
小さな仕事の積み重ねが大きな未来を変える、その実感をぜひ味わってください。
筆者の思い出

アーク2からまさかの続編!アーク3!
前作が好評だった為、制作された本作。
私的には「Ⅱ」のギルドシステムが好きだったので
「Ⅲ」のメインコンテンツになっているのは非常に良かったです。
ポケットステーション(なつかし)にも対応しており、ちょこと遊ぼっもプレイしていました。
ドット絵が中々高いクオリティで、覚醒ちょこでコンバートするとミニゲームでも覚醒するという
ファン的にはとても嬉しい演出があったのが忘れられません。
コレクション要素が強かったシステムが削られてしまった事や難易度の低下、ストーリー等賛否両論ですが、
デンジャードームに籠ってアイテムを揃えて無双する
シリーズ的にはちょっと違う?楽しみ方が出来て私は結構好きでした。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
↓アークザラッドシリーズのリンクはこちら↓
関連キーワード
- アークザラッド3
- PlayStation RPG
- 戦略シミュレーションRPG
- 精霊の石
- 暗黒の組織
- ハンターギルド
- ターン制バトル
- 続編連携可能RPG
- アークザラッドIII
- アークザラッド3 攻略
- プレイステーション 名作RPG
- ハンター ギルド依頼
- アレク 主人公
- ルッツ 幼なじみ
- テオ カード使い
- シェリル 銃使い
- マーシア 魔術師
- ヴェルハルト 剣士
- アンリエッタ 令嬢
- 波動石

